必要不可欠!犬は亜鉛が不足するとどうなるの?
#サプリメント
犬も、私たちと同じように栄養が不足することで体の調子が崩れてしまうときがあります。
不足する栄養素によって体で生じる不調にも違いがあるなか、亜鉛が不足することで起きる不調もあります。
さらに、犬にとって亜鉛は必要不可欠な栄養素です。
では、亜鉛が不足すると、犬の体にはどんな影響があるのでしょうか?
亜鉛の働きや不足することで生じる不調について解説していきます。
亜鉛ってどんな栄養素?犬にとってどんな働きがある?
亜鉛は、ドッグフードに含まれる必須栄養素の一つにも指定されており、私たち人間よりも多くの量を必要とします。
フードの中にしっかり亜鉛が含まれているなら安心と感じてしまいますが、他にもいろいろな原材料が使用されているため、思うように亜鉛を吸収できないこともあるのが現状です。
ここから、毎日の食事でどれだけの亜鉛を摂取できているか細かく把握できないというのも事実です。
亜鉛が不足すると、皮膚の新陳代謝や免疫力、生殖機能などに影響を及ぼすようになります。
毛が抜けやすい、かゆみが起きていて皮膚トラブルを抱えがちという症状が現れていたら、亜鉛が不足している可能性が高いです。
カルシウムなどのミネラルに注目する際、亜鉛にもしっかりと目を向けていきたいです。
必要とする量が多いのに対して不足しやすい特徴がある亜鉛、愛犬の様子を見ながらしっかり補っていくようにしましょう。
亜鉛不足により生じる不調とは
亜鉛が不足すると、体にも変化が現れます。
その変化を見過ごさないよう、日々愛犬の様子を確認しておきましょう。
ここでは、亜鉛不足によって生じる不調一覧をご紹介します。
愛犬の健康チェックを行なう際に参考にしてみてください。
- 毛ツヤが悪くなり、パサついている
- フケが出る
- 脱毛がみられる箇所がある
- 肉球が硬くなっている
- 傷の治りが遅い
- 色素が抜けてきた
上記のうち一つでも当てはまることがある場合は、亜鉛不足である可能性が出てきます。
毛ツヤに異変がみられる、傷の治りが遅いなと感じることが増えれば、亜鉛不足かもと考え対策を始めましょう。
食事では完璧に補うのが難しい場合、サプリメントを利用するという方法もあります。
次の項目で亜鉛不足を補っていくためのポイントをご紹介していくので、ぜひご覧ください。
亜鉛不足を補うにはどうしたらいい?
愛犬が亜鉛不足かもしれない、そう感じたら、さっそく対策を取っていきましょう。
いくつか方法を挙げていくので、生活の中で取り入れやすい方法を選んでみてください。
手作り食で亜鉛が豊富な食材を取り入れる
愛犬のために手作り食に挑戦したいというとき、亜鉛が豊富な食材を取り入れるチャンスです。
以下の食べ物は、亜鉛が豊富とされています。
手作りご飯を作る際の食材選びで実践してみてください。
- 牡蠣
- 馬肉(赤身)
- プロセスチーズ
- 木綿豆腐
- 鶏肉ササミ
- 納豆
馬肉を使用するのはちょっと大変かもしれませんが、チーズや豆腐、鶏のササミなどは日ごろから手に入りやすいです。
スーパーにいつも並んでいる食材なので、亜鉛不足が気になるときは手作り食を作る際に意識して取り入れてみてください。
サプリメントを活用するのもおすすめ
私たち人間は、生活の中で不足しがちだと感じる栄養素についてはサプリメントを活用することが多いです。
手軽に摂取できて健康をサポートしてくれる存在として、今では欠かせない存在ともいえるでしょう。
実は、犬用サプリメントの種類も増え、亜鉛を補うこともできるようになりました。
亜鉛を配合しているサプリメントのなかから、含有量や添加物の有無、摂取のしやすさなどに注目しながら選ぶのがおすすめです。
愛犬が好む味、食べやすく作られているかどうかといった点に注意しながらサプリメントを選ぶことで、きちんと亜鉛不足に対処できるでしょう。
亜鉛不足は手作り食で改善を!おすすめレシピをご紹介
愛犬の亜鉛不足は、ドッグフードの見直しやサプリメントの活用以外に手作り食を作って与える方法もあります。
そこでここでは、亜鉛不足が気になるときにおすすめのレシピをご紹介しましょう。
亜鉛を補うのに良い食材も含まれているので、愛犬の健康を考えながら作ってみてください。
レバーを使ったレシピ
亜鉛には、肉のなかでもレバーがおすすめです。
牛や豚、鶏などどのレバーを選んでも栄養価には大きな違いがないので、新鮮かどうかに注意しながら手作り食に使ってみましょう。
新鮮なレバーがお肉屋さんやスーパーに並んでいるときは、ぜひ手作り食に挑戦してみてください。
ここで紹介するレシピをアレンジして、愛犬が好きな野菜を選ぶのも良いです。
~材料~
- レバー(鶏や豚など)
- オリーブオイル
- シイタケ
- エノキ
- ニンジン
- 小松菜
- 白菜
- しらす干しやペット用の煮干しなど
~作り方~
- そぎ切りにしたレバーを、オリーブオイルを引いたフライパンで炒める
- キノコ類は小さくカットし、しっかり火を通す(茹でておくと安心)
- 生で食べられる野菜はそのまま食べやすい大きさに切っておく
- 炒めたレバー、野菜を数種類器に盛り、冷ましたら出来上がり
犬に与えてOKな野菜とNGな野菜とを理解して、調理するようにしましょう。
レバーは中まで火が通るよう、しばらく時間をかけて炒めるのがコツです。
愛犬がうっかりやけどをしてしまわないよう、冷ましておくことも大切です。
犬にとって亜鉛はとても大切な栄養素!上手に取り入れて健康を維持しよう
犬にとって、亜鉛は大切な栄養素の一つです。
不足すると、毛ツヤが悪くなったりフケが出てきたり、かゆみが生じて皮膚が荒れてしまうこともあります。
そのような症状がみられたら、できるだけ早く亜鉛不足を解消していきましょう。
手作り食に挑戦したりドッグフードの成分表を見直してみたり、良いサプリメントがないか探してみる・・・などと亜鉛不足を解消するためにできることはいくつかあります。
無理なく続けられる方法で、愛犬の亜鉛不足に対処していきましょう。
愛犬が健康に毎日を過ごせるよう、亜鉛不足対策を始めてみてください。