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グリーントライプとは?効果や与え方など分かりやすく解説

#ごはん

グリーントライプは、愛犬の健康維持に役立つ「スーパーフード」とも「完全補助食」とも呼ばれているドッグフードです。少しずつ日本でも認知が広まっているものの、グリーントライプとは何なのか?愛犬の健康にいいの?など疑問を感じている方も少なくないでしょう。

そこで今回の記事では、グリーントライプについて分かりやすく解説します。グリーントライプを愛犬に与えることで期待できる効果や与える際の注意点のほか、グリーントライプ商品のおすすめもご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

グリーントライプとは何のこと?

グリーントライプとは何のこと?

そもそもグリーントライプとは何のことでしょうか。トライプとは、牛や羊などの反芻動物の内臓である胃のことです。反芻とは一度食べて胃に入ったものを再度、口の中に戻して再咀嚼することです。

ミノやセンマイなど牛の胃は人間用の食材でよく知られていますが、羊や鹿、山羊なども反芻動物に分類されます。反芻動物は体のなかに4つの胃を持ち、草を食べるといったん胃に送った後に口に戻して再咀嚼したり、次の胃に送り出したりする過程を繰り返しています。

微生物や酵素がたくさん存在する胃と、草を細かくすり潰す口を行き来させることで、分解・発酵を進めているのです。4つ目の胃には消化液が分泌されており、ここで初めて内容物が消化されることになります。

牛の胃を人間用の食材にする場合は洗浄して処理されますが、犬用のグリーントライプではあえて洗浄をおこなわないものが提供されます。未消化物である草の色が反映されるため、グリーントライプと呼ばれているのですね。

グリーントライプの摂取が犬によい理由は?

グリーントライプの摂取が犬によい理由は?

グリーントライプの摂取が犬によいといわれているのは、元々犬が肉食動物であることが大きな理由とされています。犬の祖先と考えられている野生のオオカミは、狙った動物を捕らえると、肉や骨はもちろん胃を含めた内臓も食べます。肉食動物の消化器官は植物そのものを効率的に消化できる構造になっていませんが、草食動物の内臓を食べることで、植物由来の栄養素も補給することができます。

草食動物の未消化物や微生物などを含むグリーントライプは、ほかの部位にはない栄養が含まれており、犬にとって優れた栄養源となります。また、こうした内臓のニオイを好むのが、肉食動物としての本能です。したがって、豊かな栄養の摂取とともに、嗜好性も高いためドッグフードとして非常に人気があるのです。

グリーントライプの利用で期待できる効果やメリット

グリーントライプの利用で期待できる効果やメリット

グリーントライプを犬に与えると、具体的にどんな効果やメリットがあるのでしょうか。

犬の食欲の刺激

グリーントライプならではといえるのが、独特のニオイや風味。このニオイが犬の本能に訴えかけ、食欲を刺激してくれるのが大きな特徴です。

このニオイや風味は多くの犬にとって魅力的なため、普段小食でなかなか体重が増えない犬や、一時的に食欲が落ちている犬の食欲増進にも役立ちます。一般的な肉とは異なるごちそう感があるため、トレーニングのごほうびや特別な日のおやつにもおすすめです。

犬の毛並み・毛艶の改善

グリーントライプを与えることで、犬の毛並み・毛艶の改善にもつながります。グリーントライプは、犬の皮膚や被毛を作る元となる動物性タンパク質がたっぷり。

更に、皮膚・被毛のコンディションに関わるオメガ3・オメガ6の必須脂肪酸も含まれているためです。必須脂肪酸は犬が自分の体内で合成できないので、食事などから摂る必要があります。

犬の消化力をサポート

グリーントライプを摂ることで、犬の体内の消化力アップにも期待できます。洗浄をおこなわないグリーントライプには、胃のなかの乳酸菌や消化酵素、消化液などもそのまま含まれているからです。

草食動物の体内で消化に役立っていた微生物などの成分は、犬の体のなかに入ったあとも消化吸収を助けてくれます。

しっかりとした体作り

グリーントライプに含まれる栄養素は、犬のしっかりとした体作りにも貢献します。グリーントライプはタンパク質を構成するアミノ酸が豊富。タンパク質は、犬の筋肉の発達や筋力維持に役立ちます。

また、グリーントライプにはカルシウムやリンなどのミネラルも含まれているので、丈夫な骨格や歯を作る効果にも期待できます。

犬の免疫力のアップ

犬の免疫力アップも、グリーントライプの利用で考えられるメリットです。グリーントライプには良質なタンパク質のほか、免疫機能に関わるビタミン類も豊富に含まれています。また、上記のように消化機能が良好に働いて、免疫力と密接な関係にある腸内環境が整えば、そちらの面からも免疫力アップを支えてくれるでしょう。

グリーントライプの利用で考えられるデメリット

グリーントライプの利用で考えられるデメリット

一方、グリーントライプの利用によりデメリットが生じることもありますので確認しておきましょう。まず大きなデメリットが、飼い主である人間にとってはニオイがきつく感じられることです。洗浄をおこなわない内臓だからこそ犬にとっては好ましいニオイなのですが、人間の鼻には野性的すぎるかもしれません。

また、日本でグリーントライプを取り扱うところはまだ少ないため、自宅近くのペットショップやホームセンターなどで気軽に購入できる可能性は低いです。愛犬の食生活に取り入れるのなら、取り扱いショップをネットなどで探して利用する必要があります。予算についても、通常のドッグフードよりある程度高く考えておかなければならないでしょう。

グリーントライプはこんな犬におすすめ

グリーントライプはこんな犬におすすめ

グリーントライプの利用で得られる効果やメリットを考えると、以下のような犬におすすめです。

  • 普段から好き嫌いの多い犬
  • 気温の変化などで食欲の落ちている犬
  • 小食で栄養不足が心配な犬
  • お腹や排便の調子が安定しない犬
  • 毛並みや毛艶が気になる犬
  • ドッグスポーツやトレーニングに取り組んでいる犬
  • 消化力が低下してきたシニア犬

愛犬へのグリーントライプの上手な与え方

愛犬へのグリーントライプの上手な与え方

グリーントライプのメリットを上手に生かす与え方の1つが、普段与えているドッグフードへのトッピングです。まずは少量から、ドライタイプのものはほぐしたり水でふやかしたりして、ドッグフードに混ぜ込みましょう。

グリーントライプを加えた分だけ、ドッグフードの量は減らすようにします。グリーントライプのニオイがドッグフード全体につくと、食べ終わるまで犬の食欲も持続するでしょう。

水分をあまり摂らない犬には、グリーントライプを水に浸ける方法もおすすめです。愛犬用のウォーターボウルに、水と一緒に少量のグリーントライプを入れておくだけ。外出先には、グリーントライプのニオイのついた水を愛犬用の水筒に入れて持参すると、積極的に水分摂取してくれるでしょう。

グリーントライプを生かした犬用商品のおすすめ

ここでは、愛犬に与えるグリーントライプを探している方に向けて、おすすめ商品をご紹介します。トリーツ・ドライフード・ウェットフード(缶詰)と分けているので、ご家庭の目的にあわせて検討してくださいね。

トリーツ

グリーントライプのトリーツは、愛犬のおやつとして与えるほか、いつものドッグフードのトッピングとして利用するのもおすすめです。

Moora Moora ラム&トライプ

Moora Mooraは原材料の100%にオーストラリアの天然食材を使い、日本で暮らす犬のために独自開発されたトリーツシリーズです。ラム&トライプは、ラム肉にハートやトライプなどの内臓を加え、ターメリックやローズマリーなどのハーブとあわせてフリーズドライ加工されています。

使用されているトライプは第4胃で、羊の食べた草が消化されやすい状態になっているのが特徴です。ターメリックによる食欲増進効果にも期待できます。

ZIWI エアドライドッグトリーツ ベニソン

ZIWIは、肉食動物である犬の食性にあわせて肉をふんだんに使ったレシピが特徴です。トリーツ ベニソンは原材料の96%に、トライプやハート、レバー、キドニーなどの内臓を含めたベニソン生肉と緑イ貝が使用されています。

じっくりと丁寧に乾燥させるエアドライ製法が採用されており、ぎゅっと詰まった栄養が摂れるのがメリット。トリーツシリーズには、珍しいベニソン以外にラムやビーフの種類も揃います。

WOOF ワフ ラムグリーントライプ with 緑イ貝

WOOF ワフは、食の安全性や環境規制に厳しいニュージーランド産の商品です。こちらのトリーツの原材料は、ラムグリーントライプと緑イ貝のみ。

ラムは抗生剤や成長ホルモンなどを使わずに育てられたもの、緑イ貝はニュージーランドの美しい海で獲れたものを使用しています。栄養を逃さない独自のフリーズドライ製法で加工されており、良質なタンパク質のほか、生きた酵素やプロバイオティクスなどがたっぷりと含まれています。

ドライフード

グリーントライプを主原料に使ったドライフードは嗜好性も抜群。総合栄養食のドライフードなら、愛犬の毎日の主食として便利に使えます。

ZIWI®ピーク エアドライドッグフード トライプ&ラム

ZIWI®ピークのエアドライドッグフードは、どの種類も原材料の96%にトライプなどの内臓を含めた肉や魚を配合し、時間をかけて乾燥させることで栄養を凝縮させています。なかでもトライプ&ラムはタンパク源をラムに絞っているうえに、グリーントライプを35%も使用。

ビタミンやプロバイオティクスなど、グリーントライプ由来の栄養素をたっぷり摂れるのがメリットです。偏食のある犬やお腹が敏感な犬、食物アレルギーのある犬にもおすすめです。

ペットカインド トライプドライ グリーンビーフトライプ

ペットカインドは、グリーントライプを理想的な食材としてドッグフードに使用。総合栄養食であるトライプドライは肉類や野菜・果物もバランスよく配合していますが、第一主原料には栄養価に優れたグリーントライプを採用しています。

種類が多く揃うトライプドライシリーズのなかでも、グリーンビーフトライプは犬の食いつきの良さで人気です。ほかにはラムやサーモンを使用した商品もあり、第一主原料がグリーントライプであることは変わらないので、ローテーションで与えることもできます。

ウェットフード(缶詰)

缶詰に入ったウェットフードタイプなら、フレッシュなグリーントライプをそのまま愛犬に楽しんでもらえます。

ZIWI®ピーク ウェットドッグフード トライプ&ラム

ZIWI®ピークにはウェットフードタイプもあり、エアドライタイプと同様にグリーントライプや肉がたっぷりと配合されています。トライプ&ラムで使用されている羊は、ニュージーランドの牧草地で、放し飼いで育てられたもの。

抗生物質やホルモン剤の心配もありません。総合栄養食の基準を満たしているので、ドライフードのトッピングだけでなく、主食として利用することも可能です。

ペットカインド ザッツ・イット SAPバイソントライプ

ペットカインドのザッツ・イットシリーズには、トライプを第一主原料にした種類が複数揃います。SAPバイソントライプは、単一の動物性タンパク源としてバイソンを採用、そのほかはキヌア・スイートポテト・ブルーベリーとシンプルな原材料構成で成り立っています。愛犬の食欲が気になるときだけでなく、食物アレルギー対策にも使いやすいドッグフードです。

ペットカインド トライペット グリーンベニソントライプ(鹿)

グリーントライプそのものを愛犬に試してみたいというときにおすすめなのが、ペットカインドのトライペットシリーズです。グリーンベニソントライプは、原材料の99%が鹿のグリーントライプ。

ほかの部位や食材は含まれていないので、グリーントライプのニオイや風味をダイレクトに愛犬に届けることができます。ベニソン以外では、ビーフやラム、バイソンなどのグリーントライプ缶詰が選べます。

グリーントライプを愛犬に与えるときの注意点

グリーントライプを愛犬に与えるときの注意点

グリーントライプを愛犬に与えるときには注意したい点もあります。事前に確認しておきたいポイントは以下の4つです。

安全性が高い商品を選ぶ

愛犬用のグリーントライプを検討するときは、原材料や加工工場などの情報を見て、安全性が確保されているかどうかを確認するようにしましょう。グリーントライプは胃のなかの菌や酵素にも価値があるため、洗浄や加熱処理がおこなわれないのが一般的です。だからこそ、品質の高い原材料を使用し、しっかりと衛生管理されている商品を選ぶことが大切です。

ふやかす場合は温度に注意する

ドライタイプのグリーントライプ商品をふやして与える場合、水の温度に注意しましょう。ぬるま湯は犬の嗜好性をより高めてくれることがありますが、高くでも37℃までとします。温度が高すぎると、グリーントライプにせっかく含まれている酵素や菌、ビタミンなどの栄養を損なってしまうからです。

おやつを加えた分だけ食事量を調整する

グリーントライプをおやつとして与える場合は、そのカロリーの分だけ食事量を減らすようにしましょう。食事量を変えずにおやつを増やすと体重増加や肥満を招くことになり、かえって健康を損なうことになりかねません。

ドライフードの切り替えは徐々に行う

グリーントライプを配合したドライフードは、総合栄養食であれば主食として利用できます。注意点として、これまで愛犬に与えていたドッグフードから急に切り替えるのではなく、少しずつ混ぜる割合を増やしていくようにしましょう。徐々に切り替えていくことで愛犬に警戒心を抱かせることなく、消化器官にも負担をかけずに済みます。

愛犬のイキイキとした暮らしにグリーントライプがおすすめ

グリーントライプは草食である反芻動物の胃のことで、あえて洗浄をおこなわない犬用商品は有用な菌や酵素も豊富に含んでいます。独特のニオイや風味を持つグリーントライプは、本来肉食動物である犬を強く惹きつける傾向にあり、食欲の増進にピッタリの食材です。

また、犬の毛並み・毛艶の改善や消化力のサポートなど、幅広い健康ケアに期待できます。愛犬の食生活にグリーントライプを取り入れて、ぜひイキイキとした暮らしに活用してみてはいかがでしょうか。

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