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パピヨンの性格とは?特徴や飼い方など徹底解説

#暮らし

パピヨンの特徴や飼い方などを解説

パピヨンとは、フランス語で「蝶」という意味。大きくふさふさとした、蝶の羽のように広がる耳がパピヨンのいちばんの特徴です。

しなやかで繊細、そしてかわいらしい外見から、中世ヨーロッパの上流階級で愛された犬でもあります。性格も明るく賢いことから、現代でも常に人気上位にランキング。いつか飼ってみたいと考えている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、パピヨンの性格の特徴や歴史、飼い方のコツなどについて解説していきます。パピヨンと暮らしている方はもちろん、お迎えしたいと考えている方もぜひ参考にしてください。

パピヨンはどんな犬種?

パピヨンはどんな犬種?

パピヨンは、愛玩犬と呼ばれるグループに属する小型犬です。愛玩犬という名のとおり、小柄でかわいらしい外見をしています。ここでは、パピヨンの特徴について解説していきます。

パピヨンの大きさ・外見の特徴

パピヨンは、優美で豪奢な小型のトイ・スパニエルの一種です。スパニエルとは「スペイン原産」「鳥などのハンティングに使われる犬」など、いろいろな意味があります。

背長、背高ともに調和の取れた体つきをしており、成犬では、体長は体高よりも少し長く28cm以下、体重は4〜5kg程度がよいとされています。しかし、6kg以上になる子も少なくありません。顔立ちは、ぱっちりとしたアーモンド形の目と大きな立ち耳が特徴的です。

パピヨンの被毛の特徴

耳をはじめ、顔まわりやしっぽにふさふさとした毛が生えており、優美な印象を受けます。

パピヨンは、シングルコート(オーバーコートのみをもつ犬)が一般的です。しかし、スウェーデンなど寒い地方にルーツをもつ一部のパピヨンはダブルコート(オーバーコートとアンダーコートの両方をもつ犬)です。ダブルコートの場合、換毛期のお手入れ方法も変わってきますので、愛犬がどちらのタイプなのか必ず確認しましょう。

パピヨンの毛色

パピヨンの被毛のベースは白ですが、おもな毛色には以下のようなパターンがあります。

  • ホワイト×レッド
  • ホワイト×ブラウン
  • ホワイト×セーブル
  • ホワイト×ブラック

また、パピヨンの唇や眼瞼、特に鼻の色素は、濃いほうがより良いとされています。

パピヨンの歴史

パピヨンの歴史

画像出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)

ヨーロッパの社交界から愛されたことで有名なパピヨン。当時のヨーロッパの絵画にも、その姿がよく描かれています。そんなパピヨンがどのように世界に広まっていったのか見ていきましょう。

祖先はスペイン生まれ

パピヨンの祖先犬は、スペインのスパニエルの一種。小ぶりな犬だったため「エパニエルナン(一寸法師のスパニエル)」と呼ばれていました。イタリアのボローニャ地方で多く繁殖され、高額で取引されるようになったと書物に記されています。

マリー・アントワネットに愛された犬

14世紀になると、パピヨンはフランスの貴婦人に愛される犬となっていきました。さらに16世紀にはいると、太陽王とも呼ばれたフランスのルイ14世に愛され、数多くのパピヨンが輸入されるようになりました。

フランス最後の王妃であるマリー・アントワネットもこよなくパピヨンを愛し、処刑直前までそばにいたといわれています。「パピヨン」という名も、マリー・アントワネットがつけたという説があるほどです。

ベルギーで現在の姿へ

19世紀になるとベルギーで繁殖が始まりました。スピッツとの交配で大きな立ち耳となり、チワワとの交配でからだが小さくなりました。20世紀初頭にはイギリスやアメリカにも広まり、1935年にはアメリカケネルクラブに犬種登録されています。

その後、ドッグショーでも活躍するようになりましたが、日本に入ってきたのは戦後だといわれています。2000年頃の小型犬ブームでチワワなどとともに注目されるようになり、現在では常に人気ランキングの上位に名を連ねています。

パピヨンの性格の特徴

パピヨンの性格の特徴

笑ったような表情がかわいらしいパピヨンは、明るく社交的な性格です。また、非常に賢く、トレーニングもしやすい犬種です。

明るく活発、社交的

パピヨンは、好奇心旺盛で元気いっぱいの明るい性格をしています。その子の性格や育て方にもよりますが、あらゆることに興味を示し、家族以外の人や犬とも仲良くすることができます。しかし、甘えん坊な性格の一面もあり、ひとりになるのを嫌がることがあります。

賢くてトレーニングが得意

パピヨンは、ある研究結果によると132犬種のなかで賢さは第8位とされており、小型犬のなかでも賢い犬だといえます。「オテ」「マテ」などのコマンドもすぐ覚えることができるため、しつけもしやすい犬種です。

ただし、間違ったこともすぐに覚えてしまうので注意が必要です。たとえば、インターホンなどの音で吠えたタイミングにおやつを与えてしまうと、「吠える→おやつがもらえる」ということを覚えてしまったりします。

警戒心の強い子も

パピヨンのなかには繊細で警戒心の強い性格の子もいます。そのため、子犬の頃から社会化訓練をおこない、外の世界に慣れされておくことが大切です。

パピヨンのしつけのポイント

パピヨンのしつけのポイント

前述のとおり、パピヨンはとても賢い性格をもっています。正しいトレーニングを心がけることで、教えられたことをどんどん吸収することができます。ここでは、パピヨンのしつけのポイントについて解説していきます。

ほめて、一緒に遊んで、育てる

パピヨンは明るく社交的な性格なので、ほめて育てることを心がけましょう。コマンドができたらほめておやつをあたえる、というパターンを繰り返すことでいろんなことを覚えていきます。

遊び好きでもあるので、ボール遊びや引っぱりっこをしながらコマンドを覚えていく方法もおすすめです。また、パピヨンは活動量が多く、フリスビーやアジリティーなどのスポーツドッグとしても活躍できます。

覚えておきたいコマンド

パピヨンと生活するうえで覚えておきたい基本のコマンドには、以下のようなものがあります。繰り返し覚えさせることで、興奮したときなどのコントロールに役立ちます。さらにハンドサインでもできるようにしておくと、さまざまな場面で応用ができます。

  • イイコ、ヨシ
  • マテ
  • スワレ
  • ダメ
  • フセ
  • オテ
  • オカワリ
  • オイデ

社会化訓練をおこなう

パピヨンは社交的な性格の犬種ですが、繊細な一面もあります。生まれて半年くらいまでのあいだにしっかり社会化訓練をすることで、怖がらずにいろいろな場所へ行けるようになります。予防接種が済んだら、多くの人や物、犬、場所に接する機会をつくりましょう。

パピヨンの飼い方のコツ

パピヨンの飼い方のコツ

愛玩犬であるパピヨンは、温度が安定している室内飼いが基本です。また、部屋のなかで走っても足腰を痛めないよう、カーペットやマットを敷くことをおすすめします。ここでは、パピヨンの性格にあった飼い方のコツについて解説していきます。

一緒に遊んであげよう

パピヨンは活発で好奇心旺盛な性格で、飼い主さんと遊ぶのが大好きです。お散歩以外にもボール遊びなどをして、好奇心と活動量を満たしてあげましょう。週末はドッグランで思いっきり遊ばせるのもおすすめです。

お散歩のコツ

朝夕2回、それぞれ20分程度のお散歩が必要です。とても賢い性格なので、いろいろなお散歩コースを選び、好奇心を満たしてあげるとよいでしょう。

お手入れ

パピヨンといえば、しなやかで長く美しい被毛が特徴です。その美しさや健康を保つためには、ブラッシングなど毎日のお手入れが欠かせません。トリマーが使うスリッカーブラシは扱い方が難しく、皮膚・被毛を傷つけてしまうことがあります。毎日のお手入れには、スリッカーコームとピンブラシをおすすめします。

まずはコームで毛をほぐしてピンブラシで整えます。特に耳周りは毛玉ができやすいので、ていねいにとく必要があります。また、涙やけしやすいので、目の周りを拭いてあげることも重要です。

パピヨンにおすすめのフードは?

パピヨンにおすすめのフードは?

愛犬に健康で長生きしてもらうためには、栄養が過不足なく含まれた総合栄養食(ドッグフード)がおすすめです。ここでは、フードを選ぶときのポイントについて解説していきます。パピヨンにおすすめのフードもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

フードを選ぶときのポイント

ドッグフードは、添加物が少なく高タンパク質・低カロリーのものを選びましょう。さらに、パピヨンの被毛の美しさや関節の健康を維持するためには、オメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸、乳酸菌、ミネラルなどが含まれているとよいでしょう。また、小型犬であごが小さいため、フードは小粒のものを選んでください。

原材料はすべて包装に記載されていますので、購入時にしっかりチェックしましょう。それでは、チェックするポイントをご説明していきます。

動物性タンパク質が多いものを選ぶ

主原料が動物性タンパク質のものを選びましょう。原材料名は含まれている割合の多いものから順に表示されています。先頭に書かれているものが「鶏肉」であれば、「鶏肉」が最も多く含まれています。フードによっては「〇%」と割合が書いてあるものもあるので参考にしましょう。

原材料名がはっきりしたものを選ぶ

どこから仕入れたか分からない、どのような動物・肉を使っているのか分からないといった原材料は、「肉類副産物」「肉類」などと表示されていることがあります。肉類であればば「鶏胸肉」「牛レバー」、野菜類であれば「にんじん」「キャベツ」など、原材料名がはっきり表示されているフードを選びましょう。

穀物が少ないものを選ぶ

食物アレルギーを発症させないためには、小麦やとうもろこし、米などに注意が必要です。現在では穀類を含まない「グレインフリー」のフードも増えています。日頃から穀物の含有量が少ないフードを選ぶようにし、もし食物アレルギーを発症してしまったら「グレインフリー」のフードに切り替えてください。

添加物が少ないものを選ぶ

日本では「ペットフード安全法」(農林水産省・環境省)により、一定の量を超えて摂取すると害をおよぼす可能性のある添加物が定められています。該当する原材料が含まれているフードは含有量に注意しましょう。また、人工香料や着色料が含まれているフードもできるかぎり避けましょう。

ZIWI Peak「エアドライ・ドッグフード マッカロー&ラム」

パピヨンにおすすめのフード:ZIWI

画像出典:Lutie公式HP

ZIWIはニュージーランド産のこだわりの原材料でつくったフードを提供しているブランド。グレインフリーでタンパク質を多く含んでいるため、活発なパピヨンにもおすすめです。

「エアドライ・ドッグフード マッカロー&ラム」には、天然の丸ごとマッカロー(サバ)や新鮮なラム生肉などの動物性タンパク質が多く配合されています。ラム生肉にはビタミンB群や鉄分、アミノ酸、ミネラルが含まれており、パピヨンの活発な活動量を支えてくれます。

また、マッカローにはオメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸源が豊富に含まれているので、被毛のケアにも役立ちます。また、フレーク状なので、小さく刻んで食べやすくすることができます。

454g:6,270円(税込)

ACANAドッグフード「アダルトスモールブリードレシピ」

パピヨンにおすすめのフード:ACANA

画像出典:Lutie公式HP

ACANAは最高品質の原材料使用したフードを提供するカナダのブランドです。「アダルトスモールブリードレシピ」には、新鮮な鶏肉やカレイなどの動物性原材料が60%、フルーツや野菜、ハーブが40%とバランスよく配合されています。また、パピヨンなどの小型犬でも食べやすい小粒タイプになっています。

340g:1628円(税込)

キアオラ「ドッグフード/グラスフェッドビーフ&サーモン」

パピヨンにおすすめのフード:キアオラ

画像出典:Lutie公式HP

「ドッグフード/グラスフェッドビーフ&サーモン」は、自然放牧で育ったグラスフェッドビーフを主原料としたフードです。高タンパク質のフードなので、活発なパピヨンには特におすすめです。

また、サーモンも含まれており、オメガ3脂肪酸・オメガ6脂肪酸源などが摂取できるため被毛のケアにも役立ちます。グレインフリーなので、愛犬の穀物アレルギーが気になる方にもよいでしょう。

2kg:8580円(税込)

パピヨンの寿命

パピヨンの平均寿命は約13~16歳。すべての犬の平均寿命が約14歳なので、比較的長生きの犬種だといえます。飼い主さんが健康に気をつけてあげることで、さらに長生きできるでしょう。

小型犬は10歳以降がシニアといわれる年代です。愛犬が10歳を迎えたら、病気やケガには十分注意してください。

パピヨンの価格相場

パピヨンの価格相場

パピヨンは人気がありますが、価格も安定しており比較的購入しやすい犬種です。

価格の相場は10万~40万円前後

パピヨンの価格の相場は、ペットショップで10万円〜30万円、専門のブリーダーなどで15万円〜40万円ほどです。また、親のどちらかがドッグショーでのチャンピオン犬であるなど、良血統の場合は価格が上がります。ペットショップでは6ヶ月過ぎると価格が下がるケースもあり、購入する場所や月齢などによって価格が変動します。

パピヨンがよくかかる病気・ケガ

パピヨンがよくかかる病気・ケガ

パピヨンは、遺伝的な病気の少ない犬種といわれています。しかし、これからご紹介する病気やケガには注意が必要です。愛犬に気になる症状がみられたら、動物病院で診察を受けましょう。

関節や骨の病気・ケガ

活発なパピヨンは、膝の関節が脱臼してしまう膝蓋骨脱臼(パテラ)や、骨折に注意が必要です。スキップするような歩き方、足をひきずるなどの症状があらわれたら、すぐに動物病院で検査してもらいましょう。

泌尿器、腎臓の疾患

パピヨンは、膀胱に石ができる膀胱結石や、腎臓の機能が低下する腎不全にかかりやすい犬種です。水をよく飲むようになった、毛艶が悪いといった症状がある場合、泌尿器系疾患の可能性があります。

皮膚や耳の病気

被毛・皮膚の汚れなどが原因で、皮膚や耳の病気になることがあります。体を掻く、皮膚に赤みがある、耳の中が臭い、などの症状がみられたら、動物病院を受診しましょう。皮膚病は、定期的なブラッシングやシャンプー、耳掃除など、しっかりケアをしてあげることで予防することができます。

パピヨンに関するよくある質問Q&A

パピヨンに関するよくある質問Q&A

Q1.涙やけのケアの方法を教えてください。
A1.涙やけが軽い場合は、薄いホウ酸水またはぬるま湯を洗浄綿やコットンなどに含ませ、やさしく拭いてあげましょう。日頃のお手入れとして取り入れることをおすすめします。涙やけがひどい場合や目ヤニやまばたきが多いときは、動物病院を受診してください。

Q2.いつも後をついてまわり落ち着きがありません。また、要求吠えも多く困っています。

A2.落ち着ける場所にケージを置き、そのなかで過ごす訓練をしましょう。走ったり、吠えたりしたときは無視をしてやりすごします。これを繰り返すことで、吠えてもかまってもらえないことを学習します。

Q1.元気なのにフードをなかなか食べてくれません。ワガママなのでしょうか。

A1.賢い性格のパピヨンは、確かにワガママで食べないこともあります。しかし、フードを食べない原因がワガママなのか、フードが合っていないのか、食べる環境が整っていないのか、しっかりと見極める必要があります。

ワガママで食べないのであれば、フードを出して30分経ったら片づける、フードが合わないのであればフードを変える、環境が整ってないのであれば静かなところを用意するなど、原因に合った対処をしましょう。

パピヨンの性格を理解してよきパートナーになろう(まとめ)

パピヨンの性格を理解してよきパートナーになろう

貴族に愛されてきたパピヨンの性格は、明るく社交的で好奇心が旺盛です。また、活発で遊ぶことが大好きです。賢い性格のパピヨンは、しっかりトレーニングをすることで飼い主さんに忠実なよきパートナーとなってくれるでしょう。

蝶のような耳、しなやかな体型、ぱっちりとしたアーモンドアイと、見た目もかわいらしいパピヨン。ぜひこの記事を参考にして、パピヨンと素敵な生活を楽しんでくださいね。

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