ミニチュアシュナウザーの飼い方・しつけ・特徴について
#犬種図鑑
まるでおじいさんのような眉毛に口ひげが特徴的なミニチュアシュナウザー、くりんとした優しげな目元も好印象です。
犬種ランキングにおいても上位にランクインするほどの人気犬種でもあり、初めてペットを飼う人にもおすすめといわれています。
今回は、そんなミニチュアシュナウザーについて、性格や特徴、飼い方、しつけなどについて見ていきましょう。
ミニチュアシュナウザーってどんな犬?特徴や性格について
ミニチュアシュナウザーとはどんな犬なのか、その特徴や性格についてご紹介しましょう。
ミニチュアシュナウザーの特徴
ミニチュアシュナウザーはドイツで誕生した犬で、ミニチュアピンシャーやプードルの血が混ざっています。
ネズミを退治するために飼われていた歴史もあり、シュナウザーという言葉はドイツ語で口ひげという意味も持ちます。
その後、ドイツからアメリカにわたり、家庭犬として改良されました。
体は小さめで体重も8㎏ほどまでとなっていますが、筋肉質なのが特徴です。
毛色はブラック、ソルト&ペッパー、ブラック&シルバー、ホワイトの4色あり、どの毛色も落ち着いた雰囲気で、ぬいぐるみのような可愛らしさがあります。
ミニチュアシュナウザーの性格
続いて、ミニチュアシュナウザーの性格について見てみましょう。
好奇心旺盛で元気いっぱい、フレンドリー、甘えん坊と、魅力がたくさんあります。
元気すぎてイタズラをしてしまう子もおり、外で体を動かすのが大好きです。
明るい性格でもあるので、一緒に暮らしていると元気をくれるでしょう。
スキンシップも大好きな犬なので、子供がいる家庭でも安心して飼うことができます。
甘えん坊という点から飼い主にくっつくこともあり、毎日楽しい時間を与えてくれる存在となるでしょう。
もとはネズミ退治として活躍していたミニチュアシュナウザー、飼い主に忠実で賢いのも特徴です。
よって、きちんとしつけると、良きパートナーとして毎日を快適に過ごせるようになるでしょう。
ミニチュアシュナウザーの飼い方
ミニチュアシュナウザーを飼う方法としては、以下のポイントを押さえておくと安心です。
食事でのポイント
食事の回数は他の犬と同じようにし、体の大きさによって適切な量のフードを与えることが大切です。
また、尿路結石を防ぐため、日ごろの水分補給にも気を付けてあげましょう。
ミニチュアシュナウザーにフードを選ぶときは、尿路結石を予防する成分が入っているものや、高たんぱく・低脂肪であるものがおすすめです。
もともと太りやすい犬種でもあるので、食事の与えすぎには注意しましょう。
運動量はどれぐらい?
ミニチュアシュナウザーは、体を動かすことが大好きな犬です。
そのため、毎日適度な運動ができる環境を整えてあげましょう。
散歩は1日2回、30分ずつくらい行なうのが理想的です。
毎日の散歩に加えて、室内ではおもちゃなどを活用し、体を動かすようにすると良いでしょう。
飼い主とのスキンシップもとりながら遊べるおもちゃを用意したり、ミニチュアシュナウザーが夢中になれる知育おもちゃを揃えておくのもおすすめです。
運動不足になると、肥満になるだけでなくストレスも抱えてしまいます。
毎日元気に過ごせるよう、しっかり遊んであげるようにしてみてください。
歯磨きや爪切りも忘れないように
ミニチュアシュナウザー以外の犬種においてもいえることですが、歯磨きがきちんとできておらず歯周病を発症する犬が多いです。
そこで、食後の歯磨きを日々の習慣にしましょう。
といっても歯磨きをされるのが嫌がる子もいるので、歯磨きガムなどのグッズを使って遊びながら歯のケアを行なう方法がおすすめです。
そして、爪切りも日ごろからきちんとしておきたいケアの一つです。
爪が伸びていると怪我をしやすくなり、飼い主やその家族をひっかいてしまうこともあります。
自宅で切るのがうまくいかない場合は、獣医師さんなどにも相談してみると良いでしょう。
毛のお手入れも丁寧に
ミニチュアシュナウザーは、オーバーコート(硬い毛)とアンダーコート(柔らかい毛)の2層からなっている被毛なので、日々のお手入れではこまめなブラッシングで毛玉ができないようにしてあげましょう。
そして、月に一度くらいのペースで、シャンプーをしてあげると皮膚を健康に保つことができます。
やけどに注意しながらドライヤーできれいに乾かしてあげるのもポイントです。
日ごろの毛のお手入れを行ないながら、伸びてきた部分はトリミングしましょう。
自宅でもできますが、不安な場合はペットサロンに行くと良いです。
ミニチュアシュナウザーのしつけについて
賢く明るく元気いっぱいなミニチュアシュナウザー、しつけをするうえではどんなことに注意すれば良いのでしょうか?
いくつかのポイントをご紹介します。
無駄吠え・・・無駄吠えが癖になりやすい犬なので、吠えても反応しない、吠えたときに嫌なことが起きるなどして、無駄吠えのしつけを行ないましょう。
イタズラ・・・短い言葉で、イタズラを見つけた瞬間に注意します。
丁寧に根気よく向き合うことで、賢いミニチュアシュナウザーはきちんと理解してくれます。
噛み癖・・・特に子犬の頃、歯がムズムズする関係で噛むことがあります。
そのままにしておくと癖になってしまうので、おもちゃなどを活用し、噛んでも良いものと悪いものとを教えるようにしましょう。
上手にできたときはとにかく褒める、悪いことをしたら無視や短い言葉で注意するというのを心がけながら、ミニチュアシュナウザーと向き合ってみましょう。
繰り返し伝えながらしつけを行なうことで、ミニチュアシュナウザーもしっかり理解してくれるようになります。
ミニチュアシュナウザーは家庭で飼うのにぴったり!
見た目も可愛らしく癒される存在であるミニチュアシュナウザーは、家庭においても良き家族の一員として、私たちに楽しみや元気を与えてくれます。
飼い方のポイントやしつけの面を押さえ、ミニチュアシュナウザーとの生活を楽しんでみましょう。