【初心者さん必見】犬の飼い方を徹底解説!
#暮らし
犬を飼いたくても、初心者は飼い方がわからずあきらめてしまう場合もあります。
犬をしあわせにできる自信がない、責任がとれるか心配だと決心がつかない方もいらっしゃると思います。
ですが、誰もが最初は初心者です。犬への愛情があって飼い方さえわかれば、愛犬との暮らしを楽しめます。
そこでこの記事では、犬を迎えるための準備やしつけ、飼い方のポイントを紹介します。
犬の飼い方に不安な初心者さんや、犬を飼いはじめたばかりの方はぜひ参考になさってください。
初心者向け犬の飼い方① まずは室内に慣れさせましょう
初心者が犬の飼い方で間違えやすいのが、犬を迎え入れたときの対応です。
うれしさのあまり、声をかけたり、触ったりしてしまう飼い主さんが少なくありません。
犬は新しい環境に緊張し、ストレスを感じています。まずは、室内に慣れさせましょう。
犬の生活必需品は事前に用意しておきましょう
飼い方がわからない初心者だからこそ、犬を迎え入れる前に最低限のものを用意しておきましょう。
足りないものがあると、犬は新しい環境に警戒心やストレスを抱いてしまいます。
犬種や年齢によって異なるものの、一般的な生活必需品は以下の通りです。
【事前に用意しておきたい生活必需品】
- ドッグフード
- 食器・水入れ
- サークル、ケージ
- トイレ、トイレシート
- 首輪、リード
- おもちゃ
- ブラシ
かまいすぎないようにします
初心者は愛犬をかまいすぎないように注意しましょう。
犬の飼い方のコツは、犬にストレスを与えないことです。
新しい環境に慣れるまでは、ケージやサークルに入れて休ませてあげましょう。
犬は繊細な動物なので、落ち着ける場所があると安心できます。
小さな子供がいるご家庭ではルールが必要です
ご家庭に小さな子供がいらっしゃる場合、犬の飼い方をルールで教えましょう。
飼い方を勉強している初心者だからこそ、丁寧なルールがつくれるはずです。
ルールの例をいくつか紹介します。
【犬の飼い方ルール】
- 犬が寝ているときは起こさない(触らない)
- スキンシップは短めに
- 犬が嫌がっているときは放っておく
- ケージやサークルにいるときは静かにする
誤飲に注意が必要です
犬は食べていいものといけないものが判断できません。
初心者が気をつけたいのが誤飲による事故です。
たとえば、犬がネギ類を食べると下痢や嘔吐の症状がでる場合もあります。
誤飲が起きないように注意するのも飼い方の重要なポイントです。
子犬の夜鳴きには適切な対処が大切です
子犬を迎え入れた場合、夜鳴きする可能性があります。
夜鳴きに対しての飼い方は、相手にしないというのが原則です。
声をかけたり、抱っこしたりすると「鳴けばかまってくれる」と学んでしまい、繰り返すようになるので注意しましょう。
初心者向け犬の飼い方② トイレトレーニングからはじめましょう
犬の飼い方で大切なのはしつけをすることです。
しつけの最初は、トイレトレーニングです。
飼いはじめたその日からトレーニングを始めましょう。
トイレトレーニングの方法は1つではありません
犬の飼い方を調べると、方法はいくつかあるはずです。
初心者のうちは、確実に成功する方法を求めてしまうかもしれません。
しかし、犬の性格や飼い主さんのライフスタイルによって成功する方法は異なります。
ここでは、代表的なトレーニング方法を紹介しましょう。
トイレトレーニングの代表的な方法
- 犬のトイレのタイミングに合わせて飼い主さんがトイレに連れていきます。
排泄しやすいタイミングは、「起床後」「食後」「運動後」です。 - 犬がトイレで排泄できたら、褒めてあげます。
おやつをあげるのもいいでしょう。 - 根気よく繰り返し、自分からトイレに入るようになるのを待ちます。
トイレトレーニングには注意が必要です
犬の飼い方に不慣れな初心者が気をつけたいのが、「トイレを失敗したときに叱らないこと」です。
犬は叱られていると理解できずに、かまってくれたと勘違いして学習してしまう恐れがあります。
トイレトレーニングには時間がかかります
初心者の飼い主さんは、トイレトレーニングには時間がかかると知っておきましょう。
本やインターネットの飼い方に書かれている完了期間は目安に過ぎません。
焦らずにトレーニングを続けます。どうしても不安な場合は、専門家に相談しましょう。
初心者向け犬の飼い方③ 食事は様子を見ながら与えましょう
犬の飼い方として、食事の管理は大切です。
初心者のうちは、規定通りの食事を与えましょう。
愛犬の様子を観察しながら、調整すれば確実です。
ここからは、食事を与えるポイントやコツを紹介します。
食事は食べ慣れていたフードを与えます
ペットショップから犬を向か入れた場合、食べていたフードと同じものを用意するのが初心者におすすめです。
環境だけでなく、食事の内容も変わってしまうと犬のストレスが増えてしまいます。
食事の時間と回数は決めます
犬の食事は、飼い主さんが量や回数を決めるのが大切です。
初心者は飼い方を知らずに、犬がほしがるタイミングで与えてしまうケースもあります。
子犬は1日に3~4回、成犬は1日に2回が目安です。
犬に与えてはいけない食材があります
犬の飼い方で注意したいのが、与えてはいけない食材があることです。
初心者は、知らずに愛犬がほしがるものを与えてしまう傾向があります。
与えてはいけない食材を食べると中毒症を引き起こす恐れもあるので、注意してください。
【犬に与えてはいけない食材】
- ネギ類(タマネギ、ネギなどの)
- チョコレート
- ブドウ、レーズン
- 鶏の骨
- キシリトール(ガムやお菓子に含まれている場合があるので要注意)
初心者向け犬の飼い方④ しつけのポイントを知りましょう
犬のしつけにはポイントがあります。
初心者でもこのしつけのポイントがわかれば、しつけがスムーズに進みます。
ここではしつけのポイントや注意点を紹介しましょう。
しつけのルールは家族で統一します
家族で犬と暮らす場合、しつけのルールは全員で統一してください。
同じ行動でも「叱る人」と「叱らない人」がいると犬は混乱してしまいます。
犬のしつけは家族でおこなうと意識しましょう。
犬への指示は同じ言葉で発声します
犬のしつけは、決まった言葉で指示を出すのが大切です。
たとえば、「お手」をしつけるとしましょう。
「お手」「ハンド」「握手」など発声する言葉を変えてしまうと、犬は混乱してお手を身に着けるのが難しくなってしまいます。
「お手」と決めたら、いかなる時も「お手」と発声して指示を出すようにしましょう。
犬はその場で気持ちを伝えないと理解できません
犬のしつけは褒めたり、叱ったりする機会がありますが、犬はその場で気持ちを伝えないと理解できません。
褒めるのも、叱るのも目の前でおきた瞬間に行うのがしつけのポイントです。
初心者さんはタイミングに気をつけましょう。
感情は声のトーンで伝えていきます
犬と飼い主さんが意思疎通できるまでには時間がかかります。
初心者におすすめなのが、声のトーンによる意思表示です。
嬉しい、褒めたいときは明るいトーンで、悲しい、叱りたいときは暗いトーンで言葉を発声しましょう。
表情も合わせて笑顔と、怒り顔で使い分けるとなお良いです。
しつけの基本はアイコンタクトです
犬のしつけは飼い主さんとの信頼関係が欠かせません。
初心者でも信頼関係を築く方法の1つが、アイコンタクトです。
しつけをおこなうだけでなく、愛犬に話しかけるときは目と目が合うのを待ちましょう。
アイコンタクトは犬の飼い方で重要な役割を果たします。
初心者向け犬の飼い方⑤ コミュニケーションは大切です
犬の飼い方は、愛犬とのコミュニケーションが重要なポイントとなります。
初心者の飼い主さんが愛犬とコミュニケーションを深めるためにできることを紹介しましょう。
スキンシップは最高のコミュニケーションです
愛犬とのスキンシップは飼い主さんにとっても癒しの時間となります。
スキンシップは初心者も手軽にできるコミュニケーションです。
ただし、犬の飼い方のコツとして、スキンシップを嫌がる場所やタイミングを知っておきましょう。
【犬が触れられるのを嫌う場所】
- 顔まわり
- 尻尾
- お腹
- 足の先など
【犬が触られるのを嫌がるタイミング】
- 食事中
- 睡眠中
- ひとり遊びに夢中になっているとき
散歩は犬の気持ちを大切にしましょう
犬の散歩には大切な役割があります。
初心者は、適切な時間や距離が犬によって異なることを理解しておきましょう。
犬が心地よく感じる時間や距離を把握できれば信頼関係が深まります。
ここでは犬との散歩のコツについて紹介します。
犬の散歩時間には目安があります
1日2回、15~30分程度が散歩の目安です。
小型犬ほど短く、大型犬ほど長い傾向があります。様子を観察しながら適切な時間を見つけるのが飼い方のコツです。
犬の性格に合わせてコースを決めます
初心者は気づきにくいかもしれませんが、犬にも性格の違いがあります。
人懐っこい、神経質など、性格はさまざまなので、愛犬に合わせた散歩コースを探してあげましょう。
一緒に遊ぶ時間も大切です
飼い主さんと遊ぶ時間は、コミュニケーションを深めるのに役立ちます。
おもちゃを使用すれば、初心者でも犬と遊びながらコミュニケーションがとれます。
飼い主さんと一緒に遊ぶのに向いているおもちゃは以下の通りです。
- ロープ
- ボール
- ぬいぐるみ(ボタンや中の綿を誤飲させないように注意しましょう)
初心者向け犬の飼い方⑥ かかりつけの病院を見つけましょう
犬を迎え入れるにあたって、かかりつけの動物病院は必須です。
アクシデントで怪我したり、急に体調を崩したり、緊急で受診するケースがあります。初心者ほど、かかりつけの動物病院があると安心といえるでしょう。
かかりつけの動物病院があるメリットは以下の通りです。
- 愛犬の病歴を時系列で把握できる
- 獣医師と愛犬に信頼関係がうまれやすい
- 定期的な予防接種に不安が少ない
飼い主さんのライフスタイルに合わせて緊急時でも通いやすい動物病院を選ぶのがおすすめです。
初心者向け犬の飼い方⑦避妊・去勢手術について考えましょう
犬の飼い方によっては、避妊・去勢手術を推奨しています。
しかし、必ずしも必要な手術ではありません。
飼い主さんがメリット・デメリットを理解して判断しましょう。
避妊・去勢手術にはタイミングがあります
犬が発情期を迎えるのは生後5~6か月ごろです。
一般的には発情期を迎える前後がタイミングといわれています。
個体差があるものの、生後6か月~1歳未満が目安といえるでしょう。
避妊・去勢手術するメリットを知りましょう
初心者が知っておきたい、避妊・去勢手術するメリットは以下の通りです。
望まない妊娠を防げます
犬はドッグランなど思わぬ場所で交尾してしまうことがあります。
愛犬の妊娠を望まない場合はメリットとなるでしょう。
特定の病気を予防できます
避妊・去勢手術すると、以下の病気の予防につながるといわれています。
- 子宮内膜炎
- 乳腺腫瘍
- 子宮蓄膿症
- 精巣腫瘍
- 前立腺肥大など
発情期や生理の問題がありません
飼い主さんの頭を悩ませる問題として、犬の発情期や生理があります。
飼い方としては、発情期に興奮する犬はトラブルを回避、生理のメスはケアするのが一般的です。
発情期は犬がデリケートになるので、初心者にはストレスになるケースもあります。
避妊・去勢手術するデメリットを知りましょう
初心者の飼い主さんが知っておきたい、避妊・去勢手術するデメリットは以下の通りです。
繁殖できなくなります
避妊・去勢手術は一度受けると、二度と繁殖できないデメリットがあります。
飼い主さんは、将来を見据えて判断しましょう。
全身麻酔しなければなりません
避妊・去勢手術は全身麻酔でおこなうため、一定のリスクがあります。
麻酔が合わない体質の可能性もあるので注意が必要です。
太りやすくなります
避妊・去勢手術によって犬のホルモンバランスが変化します。
基礎代謝が低下したり、食欲が増加したりして太りやすくなるでしょう。
まとめ
初心者が犬を飼うためには、飼い方を学ぶ必要があります。
犬が安心して暮らすためには、飼い主さんのサポートが欠かせません。
飼う前に、正しい知識を身に着けておくといいでしょう。
犬のしつけは飼い方の中でも重要なポイントです。
とくに、トイレトレーニングは早めにはじめる必要があります。
しつけには時間がかかるので、焦らずトレーニングするのが大切です。
何よりも、飼い主さんの愛情が犬を安心させます。
初心者は犬の飼い方がわからず不安や心配が尽きないでしょう。
今後も犬の飼い方や、初心者や飼い主さんに役立つ情報を発信していきますので、ぜひ参考にしていただいて愛犬との暮らしを豊かにお過ごしください。