犬に野菜ジュースを与えても大丈夫?知らなきゃ危ない注意点
#ごはん
コップ一杯ほどでもたっぷりの野菜を摂取できる野菜ジュース、現代人にとっては栄養バランスを整えるうえで重要な役割を持っています。
人にとって大事な存在である野菜ジュースですが、犬の場合も同じように飲んで大丈夫なのでしょうか?
今回は、犬に野菜ジュースを与えても良いのかという点から、犬と野菜との関係について見ていきます。
より愛犬が健康であるために何かしてあげたいと考える飼い主さんも、ぜひご覧ください。
犬に野菜は必要?野菜ジュースはOK?
犬には手作り食もおすすめと言われるようになり、野菜やお肉などを使ったレシピを見かけるようになりました。
では、犬に野菜は必要なのでしょうか?
その際、手軽に摂取できる野菜ジュースは飲ませても大丈夫なのでしょうか?
犬は雑食の生き物
犬は、雑食の生き物です。
草食動物を捕まえて食べる肉食動物であり、野菜下においては生肉からビタミンやミネラルといった野菜に含まれる栄養素も適度に補うことができています。
一方、ペットとして飼われている犬はドッグフードやその他の食べ物から、ビタミンやミネラルを補う必要が出てきます。
しかし、野菜の消化率が低いという点から、与えてよい野菜や与え方において注意点があるのです。
せっかく野菜を摂取しても、その栄養をしっかりと体内に吸収することができません。
ここから、犬に野菜を与えるメリットについて考えると、以下の2点が挙げられます。
- 食物繊維が豊富なので腸内環境を改善することができる
- 空腹感を満たし、食べすぎを防ぐことができる
犬も便秘になることがあり、そんなとき野菜に含まれる食物繊維がお通じの改善に役立ってくれます。
お通じが改善されることで内臓の動きも活発になっていくため、体のリズムが整うようになります。
また、最近では室内で可愛がられる犬が増えたことにより、肥満気味の犬も増えました。
太りやすい体質を持つ犬種もあるので、その点野菜を摂取することで空腹感を満たすことができます。
腹持ちが良くなるので食べすぎを予防でき、健康的な体重に近づけるでしょう。
犬に野菜ジュースは与えても大丈夫?
犬にとって野菜は、ちょっとした不調や悩みを抱えているときにサポートしてくれる働きを持ちます。
では、食べさせてOKな野菜やNGな野菜があると言われているなかで、様々な種類の野菜が含まれている野菜ジュースは与えても良いのでしょうか?
一度にバランスよく野菜を摂取できる野菜ジュースは、犬にとっては危険な場合があるので与えるのを避けると安心です。
効率よく野菜を摂取できるというメリットが大きくなりがちですが、実は犬にとってデメリットになる場合もあるので注意が必要です。
どんな点に注意が必要なのか、詳しく見ていきましょう。
犬が食べてはいけない野菜が入っていることがある
野菜ジュースが犬にとっておすすめできない理由には、野菜の種類が挙げられます。
犬が食べてはいけないとされている野菜があり、それらが野菜ジュースの中に含まれている恐れがあるからです。
ネギ類やアボカド、アロエなど犬が口にしない方が良い野菜がうっかり野菜ジュースに入っている場合、飲ませることで中毒症状を引き起こしてしまう可能性があります。
野菜ジュースの成分表示を見ると、一日でたっぷりの野菜を摂取できるようたくさんの種類が含まれていることが多いです。
その中に犬が食べてはいけない野菜が入っている場合もあるので、注意が必要です。
味付けされている野菜ジュースは危険
野菜ジュースの多くは、野菜が苦手な人にとってもゴクゴク飲みやすいよう作られています。
飲んで美味しいと感じられるよう、砂糖や塩、添加物を加えているものも多いです。このように味付けされている野菜ジュースは、犬にとっては危険となるので気を付けましょう。
犬の食事を手作りする際も、基本的には味付けはしません。
素材の旨みやだしを利かせて作るようにし、味付けはやめた方が良いとされています。
糖分の摂りすぎになると肥満になってしまいますし、塩分を摂りすぎると高血圧や心臓病のリスクが高まってしまうため注意が必要なのです。
結石ができやすくなってしまう
野菜ジュースにはミネラルが豊富に含まれており、そのうちのアルカリ性食品を摂取することで、尿がアルカリ性になってしまいます。
その結果結石になりやすくなるため、愛犬の健康を保つうえでは要注意となるのです。
犬に野菜を与えたいときは手作り食がおすすめ
愛犬に野菜の栄養を摂取してもらいたい、安全かつ健康に導いてくれる野菜で健康管理をしていきたい、そう考える飼い主さんがいるのも事実でしょう。
そんなときは、野菜ジュースではなく、手作りご飯の中に野菜を取り入れてみるのがおすすめです。
食べられる野菜を確認すると同時に、野菜ごとにどんな効果が期待できるのか、その野菜が美味しい旬の季節はいつかなども調べていくと、より愛犬にふさわしい野菜を用意することができます。
以下に記す犬が食べても良い野菜一覧を参考に、手作りご飯にて野菜を食べてもらいましょう。
- アスパラガス
- キャベツ
- ブロッコリー
- オクラ
- 枝豆
- カボチャ
- キュウリ
- トマト
- なす
- ピーマン
- カブ
- さつまいも
- じゃがいも
- 大根
- にんじん
- ほうれん草
- 小松菜
- ゴボウ
私たちが普段口にしている野菜も多く、上手に活用することで野菜のある食事を楽しんでもらうこともできます。
最初は少量から与えるようにし、その後様子を見ながら与えすぎにならないようにしてみましょう。
愛犬に野菜を与えるなら、野菜ジュースではなく手作り食にしてみよう
愛犬に野菜を与えたい、野菜に含まれる栄養素を摂取して健康であってほしい、そう考える飼い主さんも多いでしょう。
しかし、野菜ジュースには犬が食べられない野菜や砂糖、塩などが含まれていることが多いため、おすすめできません。
そのため、愛犬に野菜を与えたいときは、手作り食で少しずつ食べさせるようにしてみましょう。
そうすることで、安全な野菜を適量摂取できるようになります。手作り食にも上手に野菜を取り入れてみましょう。