犬にお茶を与えても大丈夫?お茶の種類別に解説
#ごはん
今や家族の一員として大きな存在となっている犬、飼っているなかで食べ物や飲み物に関する疑問を抱くこともあります。
そんななか今回は、飲み物の一つであるお茶について、与えてもOKなのか見ていきましょう。
人間にとっては普段の水分補給として欠かせないお茶、種類もいろいろとあります。
犬とお茶との関係を見ながら、日常生活で工夫してみましょう。
犬にお茶は与えても良いの?
犬にお茶を与えても良いかという点について考えるとき、お茶の種類について細かく確認しておくことが大切です。
そして、カフェインが含まれているお茶を与えるのは避けましょう。
カフェインが含まれている飲み物を口にすると、犬はけいれんや興奮状態に陥ったり、最悪の場合命を落としてしまう恐れもあります。
また、大丈夫とされているお茶についても、薄めに煮だしたものを冷ました状態で与えるようにしましょう。
毎日同じ種類のお茶を同じ量だけ与えるのも控えるようにすると安心です。
犬に与えても大丈夫とされているお茶の種類
犬に与えても大丈夫とされているお茶を知り、上手に活用してみましょう。
飲みすぎはおすすめできないので、ほんの少量飲ませる程度がおすすめです。
たんぽぽ茶
人間にも良いとされているたんぽぽ茶、皮膚や粘膜を丈夫に保つビタミン類が豊富に含まれています。
抗酸化作用にも優れており、体内の余分な水分や老廃物を排出する働きもあるため、健康維持の際に飲ませることが可能です。
黒豆茶
香ばしい豆の香りが特徴的な黒豆茶には、アントシアニンに豊富です。アントシアニンは抗酸化作用をもつ成分でもあるため、エイジングケアが期待できます。
いつまでも若々しくいてほしいというとき、上手に取り入れると愛犬の体を健康に保ってくれるでしょう。
ミントティー
ハーブティーにもいろいろな種類がありますが、ミントティーは犬に与えることができるお茶の一つです。消化を促し、熱を取り除く作用もあります。
不安をやわらげるという精神的な面もサポートしてくれるので、愛犬の心をリラックスさせたいときにもぴったりです。
ハトムギ茶
ハトムギ茶にはお肌の調子を整えたり、胃腸の働きを整える作用があります。
犬にとって皮膚トラブルはつきものとも思われますが、皮膚の状態を安定させてくれる作用が期待できるでしょう。
麦茶
お茶の定番ともいえる麦茶、犬も一緒に飲むことができます。
カフェインが入っておらず、中毒を起こすような成分も含まれていません。
水分補給として、適量を飲ませる分には問題ないでしょう。
そば茶
独特の風味が美味しいそば茶も、犬に飲ませることができます。
そば茶にも、カフェインは含まれていません。
ただカリウムが多いので、腎臓が悪い犬には与えないようにしましょう。
犬に与えてはいけないお茶の種類
続いて、犬に与えてはいけないお茶の種類をご紹介します。
お茶にはたくさんの種類があるので、犬に与えることができるかどうか、細かく確認してから利用するようにしましょう。
コーヒー
人間にとって美味しく感じられるコーヒー、犬には与えてはいけないお茶となっています。
中毒症状を引き起こすカフェインが含まれており、特にコーヒーについては含有量が多いので危険です。
緑茶
渋みと苦みのバランスが絶妙な緑茶、日本人にとっては身近なお茶といえるでしょう。
しかし、犬にとっては危険なお茶となるので、うっかり口にしてしまわないよう注意が必要です。
コーヒー同様緑茶にもカフェインが含まれているため、愛犬の手の届かないところに置いておくようにしましょう。
抹茶
抹茶は粉になった茶葉をそのまま溶いているものなので、カフェインの含有量が多くなっています。
よって、犬には与えないようにしましょう。
抹茶はお菓子類にも使用されることが多いので、食べてしまわないよう飼い主が日々注意することが大切です。
紅茶
紅茶にもカフェインが含まれているため、犬は飲むことができません。
紅茶の茶葉を使用したお菓子にも気を付けましょう。
ウーロン茶
食事の際に飲むことが多いウーロン茶にも、カフェインが含まれています。
手軽に飲めることからペットボトルのウーロン茶も販売されていますが、愛犬が飲んでしまわないよう飼い主が注意することが大切です。
ジャスミンティー
食事やティータイムの際に美味しく飲めるジャスミンティー、こちらにもカフェインが含まれているので犬には与えないようにしてください。
このように、私たち人間にとって身近で美味しいお茶のなかには、犬にとって危険なものもたくさんあります。
愛犬がそばにいるときは飲まないようにする、手の届かない場所にしまっておくなどの対策をとって、事故が起きないようにしましょう。
お茶に含まれるミネラルにも気を付けよう
お茶の種類によっては、犬に良い効果が期待できるものもあります。
一方で、ミネラルが多く含まれているお茶は、犬が抱えている病気によっては悪影響となってしまう恐れもあるので注意しましょう。
また、愛犬が薬を服用している場合にも影響を及ぼす可能性があるため、気を付けてください。
持病がある犬や治療中の病気を抱えている犬には、与えない方が無難でしょう。
お茶は体に良い飲み物というイメージがありますが、犬の体にとっては言い切れない部分もあるので、飼い主が注意しながら利用するようにしてみてください。
犬にお茶を与えるときは種類や愛犬の体調などをしっかり考えたうえで利用しよう
水分補給の一つとして人間にとっては欠かせないお茶、犬には与えて大丈夫な種類や避けた方が良い種類とがあるのできちんと理解しておきましょう。
飲ませても大丈夫なお茶を与えるときには、薄めに作って冷ましたものを少量飲ませるようにすると安心です。
また、飼い主が飲んでいるお茶が犬にとって良くない種類である可能性もあります。
人間が口にするものはできるだけ、愛犬の手の届かないところに置いておきましょう。
お茶のなかには、犬の体にプラスに作用するものもあります。上手に取り入れて、愛犬の健康維持に活用してみましょう。