犬に野菜をあげる時は生がいいのか?茹でた方がいいのか?その違いとは。
#ごはん
犬には、ドッグフードだけでなく手作りの食事やおやつも与えることができます。
与えてOKな食べ物とNGな食べ物とを理解し、調理法に気を付けることで安心して食べさせることができます。
手作り食などを考えるとき、野菜を使うことも多いでしょう。
野菜といえば生で食べられるものもありますが、犬に生野菜は与えても良いのでしょうか?
それとも茹でた方が良いのでしょうか?
今回は野菜を与える方法について、詳しく見ていきます。
犬に野菜をあげるときは生でOK?それとも茹でる?
栄養面や彩のことを考えると、手作り食には数種類の野菜を加えたいと考える飼い主が多いでしょう。
では、犬に野菜をあげるときは、生でも茹でても良いのでしょうか?
それぞれのメリットとデメリットについて見ていきましょう。
生野菜のメリットとデメリット
手軽に準備ができる生野菜、犬に与えることでどんなメリットとデメリットがあるのかまとめてみました。
メリット
生野菜を与えるメリットには、大きく2つ挙げられます。
- 栄養素をそのまま摂取できる
- 用意するのが簡単
野菜に含まれている栄養は、加熱することで失われてしまうものもあります。
そんななか生野菜を食べることで、含まれている栄養素をたっぷりと摂取できるんです。
また、用意をするのが簡単というのも生野菜を与えるメリットといえるでしょう。
野菜を洗って食べやすい大きさにカットするだけで良いので、忙しいときでもすぐに用意ができます。
デメリット
生野菜を与えるデメリットには、次のようなことが考えられます。
- 体が冷えてしまう
- うまく栄養を吸収できないことがある
- 一度にたくさんの量を食べることができない
生野菜は、歯ごたえや食感がしっかりしているものが多いです。
そのため、茹でて柔らかくなった野菜よりも少ない量で満腹感を得られます。
この点から、野菜から摂取できる栄養素には限界があるといえるのです。
また、体を冷やしてしまったり、栄養素によってはうまく体内に吸収できないこともあるため注意が必要です。
生で与えられる野菜についても、細かい点に注目しながら与える量などを加減してみましょう。
茹で野菜のメリットとデメリット
続いて、茹で野菜のメリットとデメリットを見てみましょう。
メリット
茹で野菜のメリットには、以下が挙げられます。
- 野菜のかさが減るのでたくさん食べることができる
- アクや臭みを取り除くことができる
- 油を使って調理することで脂溶性ビタミンをしっかり吸収できる
- 食物繊維が柔らかくなるので、栄養を吸収しやすい
野菜は、茹でることでより食べやすく、また適量を食べられるというメリットがあります。
茹でたり加熱することで吸収率が高まる野菜もあるので、愛犬の食事にも上手に取り入れていきたいです。
デメリット
茹で野菜のデメリットは以下の点が挙げられるので、メリットと合わせて確認しておきましょう。
- 調理するのがちょっと大変
- 水溶性ビタミンやカリウムといった栄養素が流れ出てしまう
- 愛犬におすすめのフードはこちら
愛犬に生野菜を与えるか茹で野菜を与えるか、野菜によって工夫しよう
生野菜と茹で野菜、それぞれのメリットとデメリットを確認すると、結局のところどの方法が良いのだろうと悩んでしまいます。
そんなときは、愛犬に与えようと思っている野菜の種類に合わせて生か茹でるかを考えてみましょう。
水溶性ビタミンが豊富なブロッコリーやサツマイモ、キャベツなどの野菜は加熱してみる、脂溶性ビタミンを多く含むニンジンやトマト、かぼちゃなどの野菜は油で炒めてみる・・・など、野菜の栄養をできるだけ損なわないように工夫することが大切です。
生野菜を与えるときは、量やサイズ感に注意しましょう。
野菜を使ったおすすめレシピ
メリットとデメリットを理解して与えることが大切な生野菜と茹で野菜、それぞれのおすすめレシピを確認しておくと、より安心して愛犬に与えることができます。
おすすめレシピを厳選したので、ぜひ試してみてください。
生野菜は切ってそのまま与えることができるので、今回は調理が必要な茹で野菜に関するレシピを集めました。
野菜たっぷり豚肉うどん
ボリューミーだけどヘルシー、お腹に優しいレシピがこちらです。
おだしが利いて美味しいので、愛犬もパクパク食べてくれるでしょう。
~材料~
- ゆでうどん
- ニンジン
- キャベツ
- 豚小間切れ肉
- 粉末昆布
- ごま油
~作り方~
- うどんは、3、4センチくらいにカットしておき、ニンジンやキャベツ、お肉は1口大に切る。
- 鍋に水を入れ、粉末昆布を入れて煮立たせる。
- ニンジンとお肉を加えて火が通るまで煮たら、うどんとキャベツをいれて、キャベツがしんなりしてきたところで火を止める。
- 冷ましてから器に盛り、仕上げにゴマ油を少々かける。
野菜のミンチ巻き
こちらは、馬肉のミンチを使って作る肉巻きならぬミンチ巻きです。
見た目も可愛らしく、愛犬が好む味に仕上げられるのでおすすめです。
~材料~
- 馬肉のミンチ
- おから
- 水
- インゲン
- ニンジン
- オリーブオイル
~作り方~
- おからはすぐ使える状態にし、野菜はお肉を巻きやすいよう細めに切っておく。
- 馬肉ミンチにおからを加えて粘りが出るまで混ぜ、三等分くらいにして丸める。
- インゲンとニンジンの周りにミンチをしっかりくっつけていく。
- 熱したフライパンに油をひき、お肉がくっつかないように転がしながら火を通す。
- 冷めて食べやすいサイズにカットしたら出来上がり。
使う野菜に合わせて調理法を選び、愛犬が喜ぶレシピを試してみよう
犬に与えられる野菜はいろいろな種類があり、そのときどきに美味しい食べ方で愛犬に与えたいものです。
生野菜や茹で野菜と方法もあり、どちらにもメリットとデメリットがあります。
それぞれのメリット・デメリットを知ったうえで、愛犬の食事やおやつを工夫してみましょう。
野菜ごとにどんな栄養素が含まれているかを確認し調理法を意識することで、より愛犬の健康を気遣うことができます。