犬が散歩を嫌がる時はどうすればいい?嫌がる理由や対応について解説
#しつけ
楽しみなはずの散歩を愛犬が嫌がる、外に出ようとしない・・・
飼い主さんのなかにはこのような悩みを抱えている人がいるかもしれません。
犬にとって飼い主さんとの大切な時間ともいえる散歩、なぜ嫌がることがあるのでしょうか?
今回は、犬が散歩を嫌がる理由や対処法、散歩の必要性などについて考えてみます。
犬が散歩を嫌がる、その理由とは?
犬が散歩を嫌がるとき、その理由には何が考えられるのでしょうか?
さっそく、その理由について見ていきましょう。
首輪のサイズが合っておらず苦しい
犬が散歩を嫌がる一つ目の理由には、首輪のサイズが合っていないことが挙げられます。
散歩のときに必要となる首輪やハーネスのサイズが合っていないとき、苦しいと感じているかもしれません。
また、首輪などをつけるのに慣れておらず、窮屈に感じている可能性もあります。
散歩を嫌がるとき、首輪やハーネスのサイズが合っているかどうか、きちんと確かめたうえで散歩に行くことが大切です。
老犬になってきて散歩をするのが辛い
犬も、年齢を重ねるごとに体力が衰えてきます。
老犬にもなると、室内で寝て過ごすことが多くなり、運動量もぐんと減ります。
散歩が大好きだったのに体を動かそうとしない、外に出てもすぐに帰ろうとする場合は、体力的に疲れを感じやすくなっていると考えられるでしょう。
無理に散歩に連れ出すことで体に負担がかかってしまうため、愛犬の年齢を踏まえた上で理解することが大事なのです。
散歩中に怖い思いをした
飼い主さんと散歩を楽しんでいるときに怖い思いをした、そのような体験も犬が散歩を嫌がる原因となります。
すぐ近くを大きな車が通ってびっくりした、大きな犬に吠えられたことがある、知らない人に触られた・・・など、何気ない日々の散歩の中に愛犬が恐怖を感じてしまうことが潜んでいます。
散歩中に怖い思いをしたという経験から、散歩に行くのを嫌がることもあるのです。
外の環境に慣れておらず、恐怖を感じてしまう
散歩中に怖い思いをしたという経験だけでなく、外の環境に慣れておらずびくびくしてしまうというケースも挙げられます。
一歩外に出ると、様々な音が耳に入り、散歩の途中にびっくりするようなことも起きるかもしれません。
たとえば、家にやってきたばかりの子犬であったり、病気を患いしばらく外に出ていなかった犬などにとっては、外の環境は刺激が強いです。
そのため、恐怖を感じ、散歩を嫌がることもあるのです。
病気の関係で散歩を嫌がっていることも
犬のなかには、病気によって体が辛いため散歩を嫌がっているケースもあります。
病気やケガなどの可能性が考えられるため、不安なときは動物病院で診察を受けておくと安心です。
特に年齢を重ねてくるにつれて関節のトラブルなどを抱えやすくなるため、散歩を嫌がるようになったらその原因を追究することが大事です。
犬が散歩を嫌がるときの対処法について
愛犬が散歩を嫌がって困っている、健康のためにも何とか散歩に行くようにしたいとお悩み中の飼い主さんは、以下の対処法を試してみるのも良いでしょう。
ただし、あまりに愛犬が嫌がるときは無理をせず、散歩の代わりに室内で運動不足を解消する方法をとるなど工夫してみてください。
散歩コースを変えてみる
愛犬との散歩コースがいつも決まっているという人もいるでしょう。
しかし、散歩を嫌がるときは、あえて散歩コースを変えてみる方法がおすすめです。
散歩中に怖い思いをしたときなどは、コースを変えることで気分転換になり、恐怖を感じずに散歩できるでしょう。
人やペットが少なく緑の多いところ、静かで落ち着く場所などを見つけ、散歩コースにしてみてください。
嫌がっていた愛犬が、散歩に行きたいと要求してくるようになるかもしれません。
首輪やハーネスを変えてみる
犬が散歩を嫌がる理由に、首輪やハーネスが合っていない点が挙げられました。そこで、愛犬の首輪のサイズが合っていないと感じたら、新しく首輪などを新調し、愛犬のサイズに合うものを用意してみましょう。
首輪が変えたことで、元気に散歩に行くようになることもあります。
おやつを用意する、庭などで過ごす時間を作ってみる
犬との散歩を楽しめるようにするためには、愛犬の好きなおやつを用意する、まずは庭などで過ごす時間を作ってみるという方法もあります。
散歩の途中で好きなおやつがもらえるとなると、散歩に行こうとするでしょう。
また、外の空気を吸うという点から、庭先などで自由に過ごす時間を作ってみる方法もおすすめです。限られた空間なので、愛犬も安心して過ごすことができるでしょう。
犬が散歩を嫌がるとき、本当に散歩は必要?
犬が散歩を嫌がるので困っている、原因は何?とお悩みの飼い主さんもいることでしょう。
だからといって、嫌がっている犬を引っ張って散歩に連れていくこともできません。
そこで、愛犬が散歩を嫌がるとき、本当に散歩が必要なのか考えてみましょう。
まず、犬に散歩が必要な理由には以下が挙げられます。
- 運動不足の解消
- コミュニケーションの向上
- 気分転換
- 社会性の発達を促す
犬が元気に過ごすために、散歩は必要と考えるのが一般的でしょう。
しかし、こんなときは無理をして散歩をさせる必要はないといえます。
怖い体験をした場合や体に不調を抱えているとき、無理に散歩に行くことで負担がかかってしまいます。
散歩を嫌がる理由がはっきりとわかっているときは、無理をさせずに過ごすようにしましょう。
室内でおもちゃで遊ぶ、庭先やベランダなどで歩かせるなどの方法を取り、愛犬がストレスを抱えないようにしてあげると良いです。
犬は散歩を嫌がるときもある!理由や対処法を知り、無理をさせないことも大切
犬にとって楽しみの一つともいえる散歩、状況や経験などから嫌がることもあります。
一匹ずつ散歩を嫌がる理由は異なるので、愛犬がなぜ行きたがらないのかを飼い主さんが理解することが大切です。そのうえで対処法を実践してみましょう。
ただし、怪我や病気で歩くのが辛いときや怖い思いをしたときなどは、無理に散歩をさせないようにしてください。
快適に散歩を楽しめるよう、状況に応じて対処することが大切なのです。